スポンサーリンク

レンタルサーバーにowncloudをインストールしてプライベートストレージを構築しよう!

この記事は約9分で読めます。

owncloudをご存知だろうか?ここでは細かい説明は割愛するが、簡単に言えばdropboxgoogledriveのようなオンラインストレージである。
だが大きな違いがある。それはdropboxなどはオンラインサービスであり運営者がいて容量に制限もあるがowncloud自分自身のサーバーにオンラインストレージを立ち上げて自分専用のストレージを作ることができるつまり自由に容量を増やしたり安全にデータを管理できるのだ。(レンタルサーバーの場合は容量に制限があるが自宅サーバーなどであればHDDを買って接続すればいいのだ。)


導入前に余談だが、筆者は自宅サーバーやVPSにowncloudをインストールした経験はあるが、今回使用するのはエックスサーバーというサーバーでVPSではない。
今までの勘違いでこういったレンタルサーバーは自由度が低いのでインストールできないと思っていたが、調べてみたらインストールできそうだったので今回実際に試しながら記事にしてみる。なお、このようなレンタルサーバーを利用した経験がなければブログを書くのも今回の投稿がほぼほぼ初めてである。初めてレンタルサーバーを借りて、ブログを書けるようにセットアップし、いろいろ調べていたら今回インストールするowncloudも使えるとのことだったので、早速初めての記事となった。何もかも初めてなので他のサイトを参考に初心者なりに簡単な方法でインストールする方法を探ってみた。
なぜowncloudをインストールするのかというとこのレンタルサーバーのプランは一番安くても200GBのストレージがあり、
ブログだけでは有り余ってしまい有効活用したいからだ。

スポンサーリンク

実際にowncloudを導入してみる

では実際にowncloudをインストールしてみよう。だがその前に今回はレンタルサーバーであるエックスサーバーにインストールする方法でありVPS自宅サーバーなどとはインストール方法が異なる。もし今VPSや自宅サーバーなどにインストールしようと思っている場合は他の記事を探した方が良いだろう。

まずは公開するドメインを決めよう。

owncloudのインストールが正常に完了するとhttps://ドメイン名/owncloudといった感じにホームページ上に公開されるため、まずはドメイン名を決める必要がある。
※すでに使えるドメインがある場合はこの項目はスキップして良い。

xserverのサーバーパネルからドメイン指定をクリック。

ドメイン指定追加を押してお好きなドメインを取得しよう。なお筆者はブログ用のドメインの他に初期ドメインが使用していなかったのでそちらを使用した。
※ここからドメインを取得した場合は無料独自SSLを利用するに✔を入れておこう。(高速化のXアクセラレータは良くわからないが使用したままで問題なくインストールできたので✔で問題ないだろう。)

次にSSL通信の設定をしよう。

googleやdropboxと大きく違うのはセキュリティ管理。自分専用なので自分自身でしっかり管理しなければ不正アクセスなどにより大切なデータを盗まれる可能性もある。ここではSSL通信により通信を暗号化して第三者にデータを盗聴されないようにする設定だ。重要なので要チェックだが、設定は簡単だ。

サーバーパネルに戻りSSL設定をクリック。

owncloudで使うドメインを選択して、独自SSL設定追加をクリック。
画面下の無料独自SSL設定を有効にするというボタンを✔して設定を完了する。
※画像ではすでに有効になっているためすでに独自SSLが設定されていますと表示されている。
これでSSL通信を行う準備が完了した。

MySQLデータベースの用意。

owncloudはSQLデータベース(以下DB)にてファイル管理を行うため、owncloud用にDBを用意する必要がある。それでは設定していこう。
まずは再びデータパネルに戻りMySQL設定をクリック。

まずはMySQL追加をクリックしてデータベース名をつける。
※文字コードはUTF-8のままでOK。名は自由につけてよいが忘れないように。

次にMySQLユーザー追加をクリックしてIDとパスワードを決める。
これも自由でよいがセキュリティの危険があるのであまり簡単なパスワードはやめよう。

両方とも設定出来たら最後にまたMySQL一覧に戻る。先ほど設定した名前のデータベースを見るとアクセス権未所有ユーザーの場所に新たに作成したユーザー名があるので選択して追加をクリック。アクセス権所有ユーザーの位置に作成したユーザー名が表示されていればDBの設定は完了だ。

これでowncloudのインストール準備は完了!いよいよowncloudをダウンロードしよう!

お疲れ様でした。ここまで順調にできたらここからはいよいよowncloudをサーバーにインストールしていきます。

インストールするファイルのダウンロード。

※windowsPCでのやり方です。PCにダウンロードしてからそれをFTPでレンタルサーバーにアップロードします。本来はFTPソフトをいれるべきですが今回はwindowsファイルマネージャーから操作します。Windowsでない場合は他のFTP通信ソフトをお使いください。

まずはこちらからowncloudの公式ページにアクセス。

Download Zipをクリックしてダウンロードしたら解凍しておきます。

次にファイルマネージャーを開きFTPサーバー名をftp://○○というように打ち込みます。

するとこのような画面が出てきますのでログオンします。
これは先ほど作成したユーザー名やパスワードとは関係ありません。FTPパスワードです。(エックスサーバーの場合は契約した初期のメールに記載されています。)

無事接続に成功するとこのような画面に。ここで最初にowncloudの為に作成したドメイン名のフォルダがあると思います
フォルダをクリックするとpublic_htmlというフォルダが中に入っているのでそれを開く。開いたらpublic_htmlというフォルダの中に先ほど解凍したowncloudをぶち込みます。※フォルダの中身ではなくowncloudフォルダごとpublic_htmlに入れてください。

筆者の回線だととてつもなく時間がかかりました。

あと少し!早速owncloudにアクセスしてみよう!!

コピーが終わればもうowncloudにアクセスできるようになっているはずです!
ブラウザからhttps://作成したドメイン名/setup-owncloud.phpにアクセスしてみます。

なんとエラー。404で接続できませんでした。https://ドメイン名/owncloud/でアクセスすると内部サーバーエラー表示。焦りました。
エラーの原因は?意外と簡単でした。

SSL設定がキチンとできていなかったようです。
http://で接続すると無事アクセスできました。とりあえず設定を進めます。

さらにsetup-owncloud.phpも接続できませんでした。
 よくわかりませんがはhttp://ドメイン名/owncloud/で接続すると設定できました

まだセットアップ完了を押さないで!

無事この画面が開いたらユーザー名とパスワードを決めます。これは最初に設定したSQLアカウントとは別物で、クラウドにログインするために使うものです。よく打ち込むものなのでわかりやすいユーザー名にしましょう。パスワードは安全なものを。
そしてこの次!セットアップを完了を押さないでください!!
警告が出ています。初期状態だとSQLLiteを使うようです。これだと遅いので、最初に設定したMySQLがやっと出番です。

ストレージとデータベース▼を押してMySQLを選択し、入力する。

こんな感じです。1.2.3は設定したもの。4はlocalhostになっているので必ず変えてください
ちなみにデータフォルダーという項目はそのままで大丈夫そうです。

やっと終わった?だがしかし。

入力後にセットアップを完了をクリック。
するとログイン画面に。

何回やってもログインできません。何故?合っているはずなのに。。

このタイミングでSSL通信に切り替わるようです。
URLが暗号化されていません。https://ドメイン名/owncloud/に繋ぎなおします。

出来た!!アクセス成功!

httpsに変えて再度ログインするとやっとこの画面にたどり着きました!!
疲れた…。ブログを書きつつ操作していたので6時間近くかかりました。
これで一応使える状態になりました!
でももう少しだけしておくべき設定があります。あと少しなのでもう少しだけ頑張りましょう。

インストール完了!最後にファイル上限を変えよう!

ここでやるのはowncloudは初期設定だと50MBまでのファイルしかアップロードできないので50MB以上の大容量ファイルをアップロードできるようにする方法です。

まずは50MB以上のファイルをアップロードできるようにしよう!

※筆者は何故かこの設定をしていないのに50MB以上のファイルをアップロードできてしまいました。何故でしょうか…。
通常はできないはずなので設定を変えます。

ここの設定間違っているかもしれないです。他の記事も参考にしてみてください。
また、間違っている箇所があればご指摘お願いします…。

ファイルのアップロード容量はphp.iniの書き換えで対応します。
なにそれ?と思うかもしれませんが簡単です。

エックスサーバーのサーバーパネルを開きphp.ini設定をクリック。
そしてowncloudをインストールしたドメイン名を選択します。

下にスクロールします。※設定対象ドメインが間違っていないかも確認!

ここの値を変更します。例えばファイルの上限を1GBまでにしたい場合は

--------------------------------------------------
memory_limit = 1000M
post_max_size = 1000M
upload_max_filesize = 1000M
--------------------------------------------------

このように1000Mとします。1Gでも設定できるようです。
またmemory_limitはサーバーのRAMに一時的に保存しておける容量らしいです。なのでサーバーのRAMを超えてはいけないらしく、post_max_sizeはmemory_limitを越えられないと書いてありました。。がそんなことないようです?
memory_limitが1GBでもそれ以上アップしたければ20Gとかでも大丈夫だった。
この辺りの設定自信ないです…。他の記事も参考にしてみてください。
upload_max_filesizeはpost_max_sizeと同じで大丈夫です。この二つの値を違うのにする意味もよくわかりません…。
また、ファイル上限をあげるとアップロードに時間がかかり、接続がタイムアウトする可能性があるので、

max_execution_time = 500

ここも500ぐらいにしておきました。
大きくしすぎると悪影響があるのかはわからないです。
同時アクセスが増えた場合に重くなるぐらいだと思う…。
そして書き換えが終わったら確認画面へ進むをクリックして設定変更をクリック。
これでファイル上限の設定は完了です。


間違えていたらご指摘お願いします。

お疲れ様でした!

余談 途中から言葉使いが変わってますね。キャラ維持できなかったゆるして()

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました