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MiniTool Partition WizardでPCのHDDを交換!【パーティション管理ソフト】

この記事は約6分で読めます。

こんにちは。突然ですがPCのHDD(SSD)を交換したことはありますか?
HDDってPCパーツの中で一番寿命が短くて、「最近動作が遅くなった、PCからカチカチなどの異音がする、ファイルが突然開けなくなる」などと感じた場合はHDDの寿命が近い可能性があります。
筆者はノートPCを5台以上所持していますが、そのうちの1台の動作が怪しくなってきたので、HDDを交換することにしました。

OSが入っているHDDを交換する場合、データの移行やパーティションサイズの変更などを行う必要がありますが、今回はそんなディスクの管理を簡単に行える【MiniTool Partition Wizard】の紹介をしようと思います!

※今回紹介するMiniTool Partition Wizardは無料でパーティション管理ができるソフトウェアですが、一部機能(比較表に飛びます)を利用するには有料版を購入する必要があります。本記事で紹介しようとした「OSをSSD/HDDに移行」機能を使うにはプロ版を購入する必要があった為、これを使わずに別のPCを用意してディスクコピーを取る方法を紹介しています。

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交換前のディスクの状態

まず交換前のHDDの状態を紹介します…(笑)

総読み書き量が確認できるHDDって珍しいですよね。
WD製のHDDですが筆者の持っているHDDで確認できるのはこのHDDだけです。

CrystalDiskInfoでの表示です。不良セクタは無くて今のところ使えていますが、HDDの使用時間が3万時間を超えました。(HDDの寿命は3万時間が目安だそうです。)
また、サーバー用途のために読み書きが激しくて、500GBのHDDに40TB以上の読み書きをしています。この用途があるので速度が遅いですがSSDではなくHDDに交換します。

交換前のベンチマークですHDTuneの結果が酷いですね。最近読み書きが急激に遅くなったり、時々「カコン」などと異音がして限界が近いようです。

交換するHDD(SSD)と交換前のHDDを別のPCに接続する

ノートPCのHDDを交換するため、2.5インチのHDD(SSD)とデータ移行のためにUSB接続のHDDケースを用意します。
今回はこちらを用意しました。

東芝製750GBのHDDとスケルトンなHDDケースです。
購入した理由はこれらが一番安かったからです(笑)

透明なケースもかっこよくていい感じです。
次にノートPCからHDDを取り外します。

分解してるのはDELLのVostro15という機種です。学校で支給されたPCですが、HDDへのアクセスが大変で、裏蓋ネジを全て外してさらにキーボードも外さないとアクセスできません。メモリ増設でも開けたことがありますが、かなり不便でした。
HDD交換のついでに内部も清掃しておきます。

HDDを取り外したら交換前と交換用のHDDを別のPCに接続します。

※今回は交換前のHDDを別のPCに接続してデータをコピーする手法を使うためPCが2台必要ですが、有料版の「OSをSSD/HDDに移行」という機能を使うとPC1台で完結します。とても簡単に移行できるのでもし1台しかPCが無い場合は購入を検討してみてください!

こんな感じ。交換前のHDDはWD製、交換するHDDは東芝製で、東芝製の方が少し厚みがありました。

MiniTool Partition Wizardのインストール

MiniTool Partition Wizardのダウンロードページに飛び、無料版をダウンロードします。

ダウンロードしたら実行して画面の指示に従ってインストールします。

最初に別のソフトのインストールも聞かれるので今回はMiniTool Partition Wizardのみをインストールしました。

MiniTool Partition Wizardを起動する

GPT形式に変更する

インストールが完了したら起動すると下記画像のような画面が出るのでまずは新しいHDDをGPT形式に変更します。

・まず最初に移行先の新しいHDDを右クリック、メニューが出るのでGPTディスクに初期化をクリック、そして最後に左下の適用をクリックします。

※MBR形式とGPT形式の主な違いですが、MBR形式は「最大容量2TBまで、最大4個までのパーティション」と制約がありますが、古いWindowsや32bitOSでも使えます。
一方でGPT形式は「2TB以上も使用可能、128個までのパーティション」となりますが、古いPCでは利用できません。
今回は750GBのHDDですが、移行前のパーティションが4個以上あるのでGPT形式にします。

データのコピーをする

GPT形式に変更が終わったら次は古いHDDから新しいHDDへデータをまるごとコピーします。
・画面左のウィザード内からディスクコピーを選択して、データが入っている移行前のディスクを選択したら次へを押します。※選択するHDDを間違えないように!!

・次に新しいデータの入っていない移行先のHDDを選択して次へを押します。

・今回は500GBから750GBのHDDに移行するので、パーティションを自動で合わせるか聞かれますが、全体に合わせるを選択するとリカバリー領域など、拡張しなくても良い領域まで拡張されてしまうので「パーティションサイズを変更せずにコピーする」を選択して次へを押します。

・内容を確認して間違いがなければ適用をクリックするとコピーが始まります。

かなり時間がかかるので気長に待ちましょう。(環境にもよりますが3時間ぐらいかかりました。)

パーティションの拡張

データのコピーが終わったら未割り当てのパーティションをOS部分に割り当てます。
・メニューから移行後のHDDのOS部分を右クリック。そして拡張をクリックします。

・「以下の空き領域から:」という項目で未割り当てのパーティションを選択して、バーをスライドして最大サイズにしたらOKを押します。

・以上の操作が終わったら画面左下の適用をクリックするとパーティションの拡張が始まります。これも少し時間がかかります。

新しいHDDをPCに取り付ける

データのコピーが終わったらPCからHDDを取り外して新しいHDDを元のPCに取り付けます。※安全な取り外しの操作を忘れずに!

無事起動するかドキドキです。

初回起動時は時間がかかりましたが無事に起動して空き容量も増えました!HDD交換成功です!

交換後のベンチマーク結果

MiniTool Partition Wizardのその他の機能

MiniTool Partition Wizard無料版で使用できるその他の機能を紹介していきます!

サーフェステスト(不良セクタ検出)

サーフェイステストを実行するとディスクに不良セクターが無いか確認できます。
なんか調子が悪いと思ったらエラーが無いか確認してみましょう!

ディスクベンチマーク

ディスクの読み書き性能の確認ができます。

データ復元

誤って削除してしまったデータやパーティションを復元できます。
大切なデータを消してしまった!って場合でも復元できるかも!

ディスクの抹消

復元とは逆に完全にディスクのデータを抹消することができます。HDDを譲渡したりする場合は抹消しないとデータを復元して悪用されるリスクがあるのでそんな時にも対応できます!

その他の機能

その他にも便利な機能が搭載されているので詳しくはオンラインマニュアルからご確認ください!

おわりに

今回はMiniTool Partition Wizardを使ってPCのHDD交換をしてみました!いかがだったでしょうか?
Windows標準のパーティション管理機能だと変更できない項目まで変更することができたり、とても便利でしたので参考になればと思います!
読んでいただきありがとうございました!

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